第7回 星野立子賞 Tatsuko Hoshino Award

星野立子賞

星野立子賞受賞 津川絵理子氏 受賞作品をダウンロード(PDF)

第1回受賞について選者の先生方、「南風」の山上樹実先生、鷲谷七菜子先生、句友の皆さん、家族に感謝します。南風は今年80周年を迎えます。その節目の時にこの様な賞を頂ける事を大変嬉しく思います。賞の重さを糧に一層活動に励んで参ります。

星野立子新人賞受賞 糸屋和恵氏 受賞作品をダウンロード(PDF)

平成13年に藍生新人賞を受賞して以降は、不肖の弟子で投句も子育てと仕事に追われなかなか出来ずにいました。もう一度挑戦する気持ちで応募した50句を評価頂けた事は大変嬉しいです。

星野立子新人賞受賞 抜井諒一氏 受賞作品をダウンロード(PDF)

応募させて頂いた50句は吟行する中で出来た句です。頭で考え創作するのではなく臨場感が得られるよう俳句創作をするよう常々心がけました。評価頂けたことを大変嬉しく思います。

星野立子賞

星野立子賞受賞 西嶋あさ子氏 『的皪』 受賞作品をダウンロード(PDF)

上廣倫理財団が星野立子賞を設け、『的皪』が受賞でき、深く感謝している。選者お一人お一人の選評は大きな励ましで、俳人星野立子を改めて学ぶことにもなった。
「師安住敦の背を不器用に追って来てよかったね」「星野立子賞は憧れの賞となった」等々の言葉を周りからいただいた。静かにきちんと詠み続けようと心している。

星野立子新人賞受賞 馬場公江氏 『飛沫』 受賞作品をダウンロード(PDF)

応募作はふだんの生活の中で作りました。50句をまとめるのは大変でしたが、「星野立子新人賞」という名前のお陰で、自然体で取り組むことができたように思います。今回の受賞は本当に励みになりました。これからも初心を忘れずに精進してゆきます。選者の先生方、鷹羽狩行先生、句友の皆様に心より感謝いたします。

星野立子新人賞受賞 若杉朋哉氏 『一秋四冬』 受賞作品をダウンロード(PDF)

私は大変運が良かったと思います。星野立子新人賞という機会に巡り合い、その上でまた、私の句を選んで下さる選者の先生方にも巡り合うことができたのですから。しかし私は句作を始めてまだ二年ばかり(受賞当時)の人間です。慢心することなく、今後も句作に精進したいと思います。

星野立子賞

星野立子賞受賞 髙田正子氏 『青麗』 受賞作品をダウンロード(PDF)

この度は『青麗』に星野立子賞を賜り、ありがとうございました。 
 
今からちょうど10年前に、先の句集『花実』を出しました。40代の半ばに、それまでの11年分をおさめた『花実』では、俳人協会から新人賞をいただきました。この度の『青麗』には、それに続く9年分をおさめたことになります。この間には生活も随分変わりました。一番変わったことといえば、恐れ多くも公に、教える立場に立つようになったことでしょうか。同じ空間にいながら座る向きが変わるというだけで全然違うということ。予想以上に違いました。想像できそうなものですが、その立場になって初めてわかりました。 
 
そしてもう一つ、自分の両親との関係が変わりました。既に親元を離れて暮らす年月のほうが長くなってはおりますが、両親が老いゆき、そして母を送ってみて初めて、その存在が、存在自体が、寄ることのできる幹のようなものであったと気づきました。 要するに、自分の足で立って、自分で歩けという、まことに当たり前のことなのですけれども、そういうことに遅まきながら少しずつ気づいてきたこの9年間でした。それをおさめた句集を推していただき、本当にありがたく、感謝申し上げます。 
 
私の所属する結社『藍生』は、黒田杏子先生が主宰ですが、今年創刊25周年を迎えます。計ったわけではなく実は刊行が遅れただけなのですが、幸いにもそのおかげで、ちょうど25周年の年にこのような大きな賞を賜りましたことは、この上なき喜びです。選者の先生のお話の中でも触れていただきましたように、私は先生と仲間たちに恵まれました。何よりの幸せです。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

星野立子新人賞受賞 吉田林檎氏 『太古の空』 受賞作品をダウンロード(PDF)

この度は第3回星野立子新人賞にお選びいただき、誠にありがとうございます。日々ご指導いただいている西村和子先生、行方克巳先生、そして句友の皆さんに感謝を申し上げます。 
 
私が俳句を始めましたのは、子供が小さい時に、夕日が沈んで雲だけが茜色なのを見て、青い夕焼けだと言ったのを、なんて素敵な言葉だろうと思いまして、それを残すにはどういう形がいいか色々考え、俳句が一番いいと思ったのがきっかけでした。様々な句に接していく中で、初めてこの人の句集が読みたいと思ったのが星野立子でした。手に取った星野立子句集の解説文を書いておられたのが西村和子先生で、その西村先生が立ち上げた子育て世代のためのパラソル句会に参加したことで私は俳句の魅力、句会の魅力にすっかりはまってしまいました。 
 
この度、受賞をさせて頂いたことで、少しは立子に縁があると言ってもいいのかなって思うことができました。私と立子の架け橋というと恐れ多いかもしれませんけれども、この星野立子賞という、すてきな賞をつくっていただきましたご関係者の皆様に感謝を申し上げます。 
 
私の場合、俳句で行き詰ったときには仕事が句材を提供してくれて、仕事で行き詰まったときには家族が安らぎを与えてくれて、家族のことで悩んだときには俳句が救ってくれて、この3つはどれも私にとって必要なものばかりです。日々充実する一方です。ありがとうございました。

星野立子新人賞受賞 小助川駒介氏 『消失点』 受賞作品をダウンロード(PDF)

今回この星野立子新人賞を受賞いたしまして、本当にうれしくてしょうがありません。多分この会場で一番うれしいんじゃないかなという風に思っています。本当にありがとうございます。このような機会をいただきましたことに、そして選考委員の皆様に、そして星野高士先生、椿先生、いつも句会を共にしてくれる句友の方々、そして家族に改めて感謝したいと思います。 
 
新人賞は、私は今回で3回目の応募です。今年はかなり早くから準備を始めました。多作多捨を心がけ、推敲を繰り返し、何度も並べ替えました。ベストを尽くしたというよりも、これが今の自分の限界だなという諦めにも似たような、何かすっきりした気持ちで投稿したことを覚えています。 
 
50句をまとめることはそれなりの労力がありましたが、それを考えている間というのは、むしろわくわくするような静かな緊張感に満たされていたように思います。思えば5年前に初めて句会に参加しまして、その公平なシステムというものに驚愕して、俳句の奥深さの片鱗を感じてからというもの、俳句をつくり、そして句会に参加するというのは、私にとっていつも新鮮なうれしい体験でした。 
 
自分の俳句というものがまだまだということは自覚していますが、これからもそのうれしさというのを忘れず、俳句の道というのを歩いていきたいと思っております。本日は誠にありがとうございました。

星野立子賞

星野立子賞受賞 藺草慶子氏 『櫻翳』 受賞作品をダウンロード(PDF)

大好きな千鳥ヶ淵の桜が咲きはじめたこの季節、この場所で、尊敬する星野立子の名前を冠する賞をいただくことができて大変光栄です。
1週間程前、鎌倉の立子のお墓にお参りしてきました。私は、立子のように天才タイプの作家ではありません。でも、誰に言っても羨ましく思われることが一つあります。それは俳句に関するご縁です。20代では山口青邨先生、黒田杏子先生、斎藤夏風先生、古舘曹人先生との出会いがあり、初学の頃から結社をはじめ、木の椅子句会、ビギンザテンなどで学ぶことができました。30代からは、今「星の木」でご一緒している大木あまりさん、石田郷子さん、山西雅子さん。そして深見けん二先生、八田木枯さんなど、たくさんのご縁に恵まれました。多くのご縁とご恩に心から感謝しております。
 
前の句集から13年。この間は、家族や自分の入院、手術、介護などが重なった苦しい時期でもありました。また、平成23年には東日本大震災がありました。衝撃でした。一瞬にして全てがなくなってしまうことを観念ではなく実感しました。何より自分の無力さと言葉について考えさせられた出来事でした。もう一度句集を出したかった、とその時思いました。
 
今回の句集のあとがきに「言葉はどこまで届くのだろう」と書きました。拙い私の俳句、そのかそけき声を聞きとめ、受け止めて下さった審査員の先生方に改めて御礼申し上げます。立子賞の名に恥じないよう、精進して参ります。誠にありがとうございました。

星野立子新人賞受賞 大西朋氏 『初筑波』 受賞作品をダウンロード(PDF)

この度は第4回星野立子新人賞にお選びいただき、選考委員の方々及び上廣倫理財団の皆様に深く感謝申し上げます。

受賞作品のタイトル「初筑波」にありますように、現在筑波で生活しております。俳句をはじめて、季語の現場をより知りたいと思い、貸し農園で7年前から野菜作りを始めました。それが高じて、今度は畑付きの一軒家を借りました。

種を蒔き、苗を植え、作物が育つとその度に根が土をほぐし、蚯蚓が増えて土を柔らかくしてくれます。初めに借りた貸し農園の土は農家のおじさんが手入れされていたので本当に美しい土でした。それがどれだけ大変なことであるのか、今、身をもって経験している途中です。

私の俳句はまだまだですが、農家のおじさんが作る柔らかくて温かな土、日と水の匂いがするような自然詠、さらには星野立子のように平明でありながら、未来が明るく輝くような俳句を目指して参りたいと思います。

最後に「鷹」の小川軽舟主宰、句友の皆様に心より感謝申し上げます。本日はありがとうございました。

星野立子新人賞受賞 涼野海音氏 『手毬つく』 受賞作品をダウンロード(PDF)

この度は、第4回星野立子新人賞を受賞いたしまして、まずは所属結社「火星」「晨」「草藏」の方々、そして家族に感謝したいと思います。

今回の応募句が一定の評価を受けたことは、私自身にとりまして大変大きな励ましとなりました。私自身の俳句の詠み方は、季語の現場に出て対象とじっくり向き合い、どう感じたか、どう見えたかということを的確に詠むという方法です。季語と向き合うことは、季語を通して私自身と向き合うことだと直感いたしました。たとえ、私の句が他者に平凡だと思われても、この原点を見失うことなく、堂々と自分の句を詠んでいきたく思います。

今回の受賞を契機に、今まで以上に俳句を主体的に学ぶ意志を、もちたいと思いました。今日はどうもありがとうございました。

星野立子賞

星野立子賞受賞 駒木根淳子氏 『夜の森』 受賞作品をダウンロード(PDF)

この度は星野立子賞という栄えある賞を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。高浜虚子は
俳句は日常の相聞であると提唱しました。この日常の相聞の精神を継承し、実践したのが立子俳句であると私は思っております。相聞とは安否を問う事と広辞苑にはあります。私自身が日常の相聞を強く意識したのは、極めて非日常的な東日本大震災、原発事故でした。
震災から6年が過ぎました。表面的には震災前の日常を取り戻したかに見えます。しかし、先日も強い余震がありました。
夜の森は家族の句も多く、また原子力発電所に深いかかわりもあったことから出版をためらう気持ちが強くありましたが、こうして受賞することができ、今は本当によかったと思っております。困難な時も私を支えて下さった山下千寿子代表はじめ、リンに集う仲間たちと共に研鑽を重ね、日常の相聞を俳句として詠んでいきたいと思います。本日は誠にありがとうございました。

星野立子新人賞受賞 秋山 夢氏 『朝な夕な』 受賞作品をダウンロード(PDF)

今回は素晴らしい賞をいただき、感謝いたします。今回は新人賞なのですが、実は10年程まえに句集を出版させていただいております。そのあとがきに「世界は自分の外にある」ということ書きました。
今は、世界は外にあるけれども、自分の内にもあるということを感じるようになりました。実は外も内もないのではないか。そこを分ける壁みたいなものはないんだなと今回50句を纏める中で感じました。俳句を詠む時に、その内と外の壁がないか、すごく薄い方が星野立子さんなんだろうと改めて感じます。そのような星野立子さんの名前のついた賞をいただけたことを嬉しく思います。

星野立子新人賞受賞 金澤諒和氏 『静かな器』 受賞作品をダウンロード(PDF)

この度は身に余る賞をいただきまして誠にありがとうございました。小学校の教諭をしておりますが、学校の方でも管理職から俳句倶楽部をつくっていただき、僭越ながら子どもたちに俳句、短歌の指導を行っております。子どもたちはとても素直で、感性の鋭い句を次々に作って私の所に持ってきてくれるので、常に子どもたちの鋭い感覚にふれて私自身の感性も磨かれたと思っております。そのことが今回の受賞に結びついたのではないかと感じております。これからも子どもたちと俳句をつくっていきたいと思っています。

星野立子賞

星野立子賞受賞 瀬戸内寂聴氏 『ひとり』 受賞作品をダウンロード(PDF)

俳句は読むのは好きですが、およそ自分が俳句を作るとは思ってもおりませんでした。ですから、このように俳句で受賞するなんて思ってもみませんでした。
今、私は95歳ですが、95歳にもなってこんなに嬉しいことがあるとは予想も出来ませんでした。まだ、現実のこととして受け止められずにおります。でも、先程から選者の皆様のお話を伺って、「そうか、そうか、」とようやく納得するようになりました。この授賞式で選者の先生方の講評をお聞きして、何か自分のいただいた受賞の会ではないような気持ちがしていて、とても面白くて、夢中で聞かせていただきました。
今の若い方の新しい俳句も随分と読んでいます。本当にどこまで伸びるか分からない日本の文学だと思います。外国の人も随分と俳句を作っているように聞いておりますし、これは世界にまでまだまだ拡がっていく文学ではないでしょうか。
立子先生には1回しかお目にかかっておりませんが、初めて会った名も知らぬような後輩に、あれほど優しく、豊かな愛情を注いで下さった立子先生のことを、私は見習おうと思って、その後、人に会うときにはずっと真似をしていますけれども、なかなか上手くいきません。今回、その立子先生のお名前を冠した星野立子賞をいただく運びになって、ビックリ仰天して、改めて立子先生の俳句を一生懸命に拝見しました。それほど難しい言葉を使ったり、特別な表現をしている訳ではない何気ない句なのですが、それが一度俳句になるとずっと心に残るんです。人物そのもの、お心そのものが俳諧の世界に溶け込んでいるような感じがします。
いつもは「おめでとう」という立場で表彰式を過ごすのですが、今日は東京九段の桜満開のよき日に、多くの方々に御参集いただき、この晴れの受賞の式で、沢山のお祝いまでいただき、本当にありがとうございました。

星野立子新人賞受賞 古川 朋子氏 『下睫毛』 受賞作品をダウンロード(PDF)

この度は星野立子新人賞をいただきまして、誠にありがとうございました。
いつもはのんびりした生活をしていて、どちらかというと家に篭ったような暮らしをしています。今日は春らしい日に華やかな場にでてきてしまって、恐縮しています。
俳句はやっぱり自分が見たもの、聞いたもの、体験したことなどをもとに書いております。ことさら自分の住んでいる所とか生まれた町を詠んでいるわけではないのですが、善くも悪くも自分らしくいられる町での暮らしというものが私の俳句の中にはもしかしたら入っているのかもしれないなと今回50句をまとめながら感じました。
思い返せば子どもの頃から飽きっぽくて熱しやすく冷めやすい自分で、何か夢中になってやる体験があまりないまま大人になってしまいました。俳句と出会って7年が経過しますが、自分の人生の中でこのような賞をいただくことがあるなんて夢にも思っておりませんでした。今回受賞をいただいたのは、これまで自分がやってきたことを評価して頂いたと思っております。そして、これから次の新しい1句を生み出すために背中を押していただいたような気持ちでおります。そのことに一番感謝しております。

星野立子新人賞受賞 小山玄黙氏 『雲と父』 受賞作品をダウンロード(PDF)

この度は栄えある賞を頂戴しまして誠に光栄でございます。
日頃、所属している群青で力強く引っ張って下さっている櫂未知子先生、佐藤郁良先生、それから大学の俳句会でご指導下さる行方克巳先生、西村和子先生にも改めてこの場を借りて感謝申し上げます。いつもありがとうございます。
昨年、父がオーストラリアに赴任したため、母と妹も一緒についていきました。それ以来、色々と家族との事は思い出す事もあり、今回応募しました作品には家族との暮らしを想いながら50句をまとめさせていただきました。もちろん、今までずっと20年間家族に育ててもらったことには感謝したいと思いますけれども、この20歳という年齢を境に一人にしてくれたことにも感謝したいと思います。星野立子先生とそれからその後に続く俳句の歴史に想いを馳せながら一日過ごしたいと思います。本日は誠にありがとうございました。

過去の受賞